空想ゲームAWARD

DS 発売元:レトロフューチャーゲームス
価格:¥4,800[税込]
ジャンル:親父と息子のRPG
レーティング:全年齢対象

RPG2.5

かつて絶大な人気を誇ったRPGの勇者だった男は魔王討伐後、田舎にドット村を作った。息子も生まれ、父子の幸せな日々が過ぎていった。しかし、年頃となった息子は古臭い村に嫌気がさし、「今時RPGのオシャレ主人公になる!」と大都会ニューポリゴンへ。その後何年も連絡をよこさなかった息子だったが、ある日突然村に帰ってくる。「都会にニュー魔王が!俺たちじゃ倒せない!助けてくれ」父子は絆を取り戻し、無事ニュー魔王を倒せるのだろうか。 2009年出展
もやしのハッチ
ゲームCGデザイナー 豆本作家 長年、フリーのイラストレーター・ゲームCGデザイナーとしてニンテンドーDSやケータイゲームのCG全般を描いています。豆本という指でつまめる小さなサイズの絵本を作ったりも。デザイン事務所「256graph」を立ち上げた現在は、チーム体制で大型案件の請負も行っています。
256graph
2Dドット時代と3Dポリゴン時代、双方のRPGのダメなお約束(単調なおつかいイベントや演出過多の召喚魔法など)を、父と子二人のキャラクターが互いを批判し合う事で皮肉っている点が面白い。最初は反発し合っていた二人が徐々に互いを認め合い、最後には完全に絆を取り戻すという流れにも胸がアツくなる。2Dと3DのCGが一画面に無理なく共存している点も◎。2人プレイ前提なのが気になるが作りも丁寧で、親子でプレイしてもらいたい逸品。